ドラマ『その女、ジルバ』9話では、くじらママの壮絶な過去が明らかになり、その壮絶さに、私も含め、あまりの壮絶さに絶句、涙が止まらなかったと反響がありました。
演じる、草笛光子さんの演技にも感動、THE女優など話題になりました。
タイトルの告白をきく覚悟について、最初はピンときませんでしたが、新が思う覚悟は深いものだと思いました。
もうすぐ、今夜(3月13日)に最終回を迎える、ドラマ『その女、ジルバ』の前話、9話の感想を、いつもの独断と偏見?あまり当たらない妄想も含めてお伝えしていきたいと思います。
くじらママの症状は?お店のピンチにチーママが登場!
新がスミレに、くじらママの状態を話していて、病院に行ったら、お医者さんが、この歳で骨が折れなかったのは、珍しいと言われ、くじらママの骨密度がなんとシジューなんだってと言い笑っていました。
でも腰を痛めて、捻挫もし、念のために治るまで、お店の2階に住むことになりました。
そんな時に限って、ナマコ、ひなぎく、エリーの3人が、みんな体調を壊し、それでもマスターはお店を開くと言って、そこに救世主が現れました。
くじらママが倒れたと聞いて、ホステスOBの、チーママこと、大田原真知が様子を見に来て、お店を手伝ってくれることに。
マスターは、いつもの『OLD JACK&ROSE』と違う雰囲気が気に入らず、くじらママは、お店が盛り上がっているのが悔しい様子で、2人ともチーママに対してあまりいい感情を持っていないのが不思議でした。
途中で、チーママが、エリーと電話で話しているのを見て、熟女ホステス3人は、体調を壊しているわけじゃないことはわかりました。
チーママは、自分がお店を盛り上げて、それを上の階でくじらママが聞いていたら、悔しくてお店に早く復帰するだろうという計画を立てていました。
チーママの優しさに、くじらママはもっと感謝してもいいと思うのだけど、過去に何かあったのかなと思いました。
チーママの言うことがカッコよくて、その中でもいちばん好きなセリフが、「今の若い子たちは可哀そうなくらい未来に希望が持てない。でもあなたたちが悪いんじゃない。(新に向かって)そんな社会にしちゃった私たちが悪いの。」です。
くじらママの壮絶な過去!マスターへの気持ちが気になる!新の覚悟に共感!
くじらママは、JUZOがお見舞いに来ても、スミレと石動が来たときも、殿方に寝姿は見せられないと、スミレだけが会うことが出来ました。
でも、マスターだけは、部屋に入ることが出来、ジルバに付き添ったみたいに、もう少しここにいてと言ったときに、くじらママが昔、マスターのことが好きだったことを思い出しました。
そして、今でも好きなのかなとkuronekoにはそう見えました。
くじらママが、酷く夢にうなされていて、隣の部屋にいた新がくじらママの元に駆け寄りました。
新のことを、ジルバと勘違いするくじらママをさすってあげる新でした。
マスターが、花売り娘のレコードをかけようとすると、表情を曇らせ、2階に逃げるように上がっていく、くじらママ。
新が、食事を持っていくと、新に話したいと言って、ジルバにもマスターにも話したことのない過去を話し始めました。
終戦間もない頃に、一人ぼっちで嵐の真夜中にプレハブにいると、父親が帰ってきたと思っていたら、ヤクザだったこと。
生きるために体を売ったこと、このままだと、人間扱いされず、ぼろきれのように捨てられると思ったくじらママは、地獄から逃げるために、男たちの家に火をつけ、裸足で逃げたこと。
そのときに、理由も聞かずに、つらい過去は忘れて生まれ変わればいいとジルバが言って抱きしめてくれたこと。
その話を聞いた新は、ママは悪くないと何度も言い、苦しまないで下さいと言いました。
くじらママの70年間の苦しみを思うと、言葉が出ません。
くじらママの告白をきいた新も、故郷でたくさんの痛手を見てきたけど、言葉が出ないと思っていました。
そして、くじらママはもしかしたら、過去を知った自分を疎ましく思うかもしれないけど、覚悟しようと、告白をきくということはそういうことなんだと新は思います。
弱みを人に見せると、後々、その相手が疎ましく感じることはあるかもしれないなと思いました。
その翌日、くじらママがお店に復活しました。
チーママは、そろそろだと計算して、ひなぎく、エリー、ナマコを呼んでいました。
くじらママに顔を見せなかったのもわざとだと思いました。
薄情者は退散しますかと言って、帰ろうとすると、くじらママはチーママに、あなたの勝ちよ!と言いました。
最後は、ホステスやお客さんたちに囲まれて、モテモテで嬉しそうなママが印象的でした。
最終回は、どうなるのだろう。
もしかしたら、マスターが倒れて…。
お店を閉めることになるのかなと予想しています。
※この記事のアイキャッチ画像は、オトナの土ドラ『その女、ジルバ』公式ホームページから引用させていただいています。